こんにちわ!このブログを統括しております。国王のとらです。
賃貸住宅の選び方については、沢山ありますのでシリーズ化しております。
こちらのページでは、第三弾として賃貸を実際に借りる際の「基礎知識」を学ぶことにフォーカスして深掘りしていきます。
まだ過去のシリーズを見ていないよって方はこちらをどうぞ。10分程度で読める内容にしております。
これまで第1弾「理不尽」編では、日本の賃貸住宅には理不尽な部分が多いことろを知っていただき、第2弾「心構え」編では将来の住宅計画が大事なことをお伝えさせていただきました。
今回のシリーズ第3弾では、実際に借りる際に最低限知っておきたい「基礎知識」をお伝えさせていただきます。
今回読んでいただきたい国民のターゲット層はズバリ以下の方へ向けて発信しています。
2.定期借家法って何なの?
3.南向きが良いってよく聞くけど、実際はどうなの?
ピックアップしたとおり、実際に物件を選びにいったものの、担当者が言っている説明の意味が分からない、間取りの見方が分からない、西向き・北向きだけと大丈夫だろうかって方は必見です。
読み終えた後には、担当者から冷めた目で見られることはないでしょう。
賃貸物件の選び方、探し方を書いたブログや本などって本当に少ないんですよね!理由はそれだけ手こずるジャンルなのかもしれません。
今回もとら国王がここだけ押さえて!といった点、4選を紹介しますね。
では、早速学んでいきましょう!

国民の皆様。今回もかなり調査しましたので、安心してください。
【厳選】実際に賃貸を借りる際の基礎知識編。4選!
では、早速4選を紹介しますね。まず1点目からいきましょう。
1.マンションとアパートの違い
まず1点目。マンションやアパートのことは共同住宅もしくは集合住宅と言います。
ちなみに、共同住宅は建築基準法での呼び方。分譲マンションであっても建築基準法上では「共同住宅」と呼ばれますが、トイレや炊事場を共同で使用するような昔風のアパートを連想させますよね。
なので、一般的には、マンションやアパートは「集合住宅」という呼び方で統一されております。
しかし、同じ集合住宅でも住み心地は大きく異なります。マンションかアパートで迷った際は、その違いをよく心得ておきましょう。では、その違いが何なのかを深掘りしていきますね。
マンションは鉄筋コンクリート造なので頑丈!
マンションと呼ばれる集合住宅は、鉄筋コンクリート造であるので、頑丈で長持ちします。また、遮音性が高く、すきま風が入りにくい、火災で燃えにくいなどの長所があります。(※アパートも最新であれば地震や火災にも強いです。)

アパートだと、声などが「筒抜け」などのケースがあるよ。ひどい場合、話の内容までわかるとか…
マンションの「セキュリティ」対策
マンションでは、セキュリティ対策(防犯性能)が優れていることが多いです。
例えば、建物全体の入り口に自動ドアを設け、居住者と居住者から許可された人しか自動ドアが開かない「オートロック」方式が採用されています。
また、各住戸に非常ボタンがあり、それを押すと警備会社のガードマンが駆けつけてくれたり、対応してくれるシステムもあります。
以上の2点を見ると、やはりマンションの方が安全対策が進んでいることが分かりますね。特に、新婚で夫は夜勤が多く、妻が一人でいるケースが多い場合などは防犯体制のしっかりしたマンションを選んだ方がいいことになってきます。
2.定期借家法って何なのか
次に2点目。賃貸物件を借りるときに、定期借家契約という物件に出会うことがあります。この定期借家契約とは、定期借家法に定められた契約方式になることを意味しております。
これだけ聞くと「??」ですよね笑。しっかり説明していきます。
まずは、過去の歴史を知る必要があります。従来の賃貸物件は、借地借家法という法律で契約内容が定められておりました。借地借家法は借り手の権利を守ることを優先しており、ときとして大家側に不利な内容になるケースがありました。
例えば、家を借りている人の大家の一方的な都合で追い出されることがないことです。(それ自体は家を借りている人の権利を守る上で、とても重要)
しかし、この取り決めそタテになかなか出て行ってくれない賃借人もいます。「出て行って欲しかったら、立ち退き料をよこせ」なんてことも…。

いわゆるヤ○ザが多かったと聞いているぞ。
そこで、貸し手の利益を守るような法律ができたのが定期借家法です。
定期借家法による定期借家契約を結ぶと、賃貸の期間を定めることができます。
例えば、「借家期間2年」と決めると、2年後に契約の打ち切り(もう出て行ってください)ができるようになり、立ち退き料が発生しません。現在の賃貸住宅は、従来通りの方式で貸すものと定期借家法で貸すものがあります。
では、定期借家法で借りる側のメリット・デメリットが気になりますよね。お伝えします。
- 家賃が安い、礼金がないなどの可能性が高い
- 2~3年後にまた別の物件を探す手間がかかる
現状は、定期借家法で家賃が低いといった物件は決して多くありません。
また、まだ住み続けたい場合などには家主と借り手の合意があれな、簡単に契約更新できるなども聞きます。運よく、その物件を見つけたら積極的に検討することをおススメします。
UR賃貸にはお得な割引制度が適用される住宅がありますが、制度の条件として定期借家契約になる住宅が結構あります
だいたいが3年間の定期借家契約になりますが…皆さんはいかがでしょうか?
✅3年間×20%割引で得した気分になる!
✅引越し費用が無駄になるから嫌だ!総合的にご判断ください! pic.twitter.com/kpHBNgZUtG
— UR賃貸サポート (@UR_rent) November 20, 2019
3.西向き、北向きは本当に不便?を知れ!
次に3点目。さっそく結論から先に申し上げると、必ずしも不便とは言えません。

なんか曖昧な回答…
理由があります。いくつかの条件を満たすことで、悪くないことを伝えたいからです。
そもそも北向きや西向きが嫌われてきたのは、日本の気候と関係します。湿気の多い気候だから、日当たりが悪いとカビが発生しやすく、カビを餌とするダニも出ます。それを防ぐため、日当たりがよく、南から乾いた風を入れやすい南向きが好まれ、北向きや西向きは嫌われてきました。
ところが、2003年7月、建築基準法が改正され、基本的に24時間換気装置に代表される換気システムの設置が義務付けられました。これにより、室内の空気は強制的に入れ替えられて、どんな向きでも湿気が溜まりにくい環境は実現されました。
また、夏の西日の厚さを和らげる窓ガラスの採用が始まりました。夏の西日の原因は遠赤外線を多く含むからですが、赤外線をカットする「エコガラス」にすれば厚さが和らぎます。
このようなおかげで
・西向きは子供が帰宅する時間帯に日が刺し込んで明るい
など評価も上がってきております。
ただし、注意してください。北向き、西向きの住戸を借りるときは
・西向きの窓にはエコガラスが入っているか
以上のことを確認して借りるようにしてくださいね。
たまに見ると綺麗ですよね😃僕の家は西向きの間取りなので夕日🌇にいつも見られてます😂
— ラリア (@2323Ralia) May 2, 2019
4.賃貸間取りの基礎知識!
最後に4点目。賃貸物件を探すとき、分厚いパンフレットをもらうことはありません。たいてい、A4用紙1枚といったところ。
沢山の情報が記載されている用紙を基に、物件の良し悪しを判定しなければならないので、「間取り図の見方が分かりません」では話になりません。
ここからは、間取り図を見るための基礎知識をまとめました。
間取り図にでてくる分かりにくい言葉
住戸外の通路のこと。住人がみんなで使う通路のため、「共用廊下」とも呼びます。
「めんごうし」と読みます。窓に付く柵のこと。火事や地震のときは、内側から破って出られるようになっているため、柵といっても、つくりは華奢。
くぼみとか、引っ込みという意味。外廊下から玄関部分が引っ込んでいることを指します。これがあると、いきなりドアを開けても通行する人にぶつかりません。
玄関のこと。玄関で靴を脱ぎ、上がったところが広くなっていればエントランスホール。
リビングダイニング以外で最も広い居室。ファミリータイプでは、夫婦の寝室を想定している。
リビングダイニング以外の洋室は、(1)(2)と番号が付けられる。番号は部屋が大きい順に付く。洋室(1)が主寝室になるケースが多い。
建築基準法の決まりで居室扱いできない部屋のこと。窓からの眺望が遮られている。収納が少ないなどの理由で、居室扱いできないことが多い。これを居室として使うのは、住人の自由。
リビングダイニングのこと。ソファセットとダイニングテーブルをおける広さが求められる。
洗濯機置き場のこと。給水設備と排水設備がある。
冷蔵庫置き場のこと。高い位置にコンセントが設置してある。
作業や食事ができる台のこと。
メーターボックス。電機、ガス、水道メーターがあり、検針するためのスペース。住人が勝手に使えない。
トランクルーム。住戸外の物入れ。ドアに鍵が付く。
ボイド。「開いている」という意味で、吹き抜け空間などを表す。
パイプスペース。建物を縦に貫通し、共用の排水管や給水管が通っているスペース。このスペース内を勝手にいじることはできない。
クローゼット。洋服入れのこと。
エルディー。リビングダイニングのこと。
キッチン。台所のこと。
ユニットバス。パッケージ化された浴室。マンションの浴室は、ほとんどがこのユニットバス。
スロップシンク。ズック洗いとも呼ばれ、土の付いたものや汚れがひどいものを洗うための水栓付き流し。
シューズインクローク。靴を履いたまま入ることができる収納スペース。玄関脇にある。
ウォークインクローゼット。歩いて入ることができるくらい大型の洋服入れ。
間取り図を見るときの注意点
最後に間取り図を見るときの注意点として、広さを注意してください。
資料に載せられている間取り図は一定の縮尺で書かれているわけではありません。そのため、同じ6畳サイズの部屋でも間取り図が大きかったり、小さかったりします。見た目の広さに惑わされず、数字を確認するように注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたか。「基礎知識は持っているので大丈夫」って方にも、一定の知識をお伝えできたのでは?と思ってます。
事前に基礎知識を持つことで、賃貸住宅選びがより良きものになると思います。
皆さんも納得のできる「賃貸住宅」をぜひ見つけてください。
最後に今回紹介しました4選をもう一度まとめておきますね。
- マンションとアパートの違い
- 定期借家法って何なのか
- 西向き、北向きは本当に不便?を知れ!
- 賃貸間取りの基礎知識!
「内容をわすれちゃった」って方は戻ってもう一度戻って見返したり、過去の記事を参考にしてくださいね。
以上、「シリーズ第3弾!賃貸の「基礎知識」を学ぶ4選!いざ借りる実践編!」を紹介させていただきました。皆さんにとって、素敵な人生を送るきっかけになることを祈っております。
今回参考とした参考文献を紹介!
最後に、このまとめ記事を作成するにあたり、参考とした著書・著者を紹介します。
著書「ふたりの新居選び」最初は借りようか編
著者:櫻井幸雄(さくらい ゆきお)
出版社: 週刊住宅新聞社
発行日:2008年7月11日
1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。以後、多くの著書を送り出し、新聞雑誌への寄稿、コメント出しも精力的にこなす。2000年の文化放送「梶原放送局」を皮切りに、テレビ・ラジオに多く出演。
年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく、近畿圏、中部圏、福岡、札幌など全国の住宅事情に精通する。
現場取材に裏打ちされた正確な市況分析 、わかりやすい解説、そして文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。
(https://sakurai-yukio.com/record.htmlより引用)
コメント